ウロコ風月

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【園芸】キンポウゲの仲間達・雪割草

はくちゃん「いっぱい仲間がいるんだよぉ」

こんばんは、つららです

今日はクリスマスローズと同じキンポウゲの仲間達についてまとめてみたいと思います

 

我が家では数種類のキンポウゲ科の植物を育てています

今回、ピックアップするのは雪割草

カタカナで「ユキワリソウ」と書くと、キンポウゲではなくサクラソウの仲間になります

同じ名前なので、綴りで区別しているんですね

メビウスみたいな個体

すべての個体ではありませんが、たまにほんのりと甘い香りを持つ子が存在します

桜餅のような、春を思わせる素敵な香りです

 

クリスマスローズと同時期から、少し遅めの3月頃に出回ります

花色、形、育て方と、クリスマスローズとよく似た性質を持ちます

このため、同じ栽培環境で育てることが可能です

また、サイズが手のひらサイズの小鉢で育てられることから、コレクションにも向いていますよ

 

古い葉っぱと新芽が混在しています

開花を終えると、雪割草は新芽が展開してきます

この新芽、ツヤのある瑞々しい色合いで、とても綺麗なんですよ

同時に古い葉っぱは枯れてきますので、花ガラと一緒に摘み取りましょう

鉢は素焼き鉢がお勧めです

 

鉢が小さい分、土の劣化が早いです

なるべくこまめに植え替えしてあげたいところですね

我が家では2年に1度、新芽の展開が終わって、株が落ち着いてから植え替えを行っています

だいたい4月頃でしょうか

肥料としてグリーンキングとハイポネックスを与え、ひなたで育てます

 

5月の連休が終わったら、日陰に移動させます

 

雪割草の理想的な姿は

・葉にツヤがある

・葉が短く引き締まっている

・葉の色が濃い

 

――この三点です

雪割草は日陰で育てると葉のツヤが出て、緑も美しくなります

しかし、葉が徒長してだらしない姿に…

 

これを防ぐには、よく日光に当てる必要があります

ですが今度は、葉のツヤが消えて緑も薄くなり、あまり綺麗な姿とは言えません

 

これらを両立するには、葉焼けが始まる初夏までは日に当て、以降は日陰で育てるという栽培方法になります

 

棚を遮光ネットで覆ってしまうのが手っ取り早いですね

我が家では、夏の間はクリスマスローズの作場を遮光ネットでガードするので、一緒に夏越しをしています

クリスマスローズよりやや暑さに弱く、日差しへの耐性もないため、繊細な印象を受けますね

 

元々は花も小さかったのですが、近年は100円玉以上のサイズの花を咲かせる個体も出てきています

 

澄んだ青空のような色合いは、この花独特の持ち味だと思います

 

 

 

 

雪割草では多弁花は比較的によく見かけます

 

 

赤みの強い個体

この他、黄色や緑、バイカラーなど、花色のバリエーションはかなりのもの

葉っぱに班が入ったり、咲き方に変化があったりと、個体差を楽しめるのが嬉しいですね

 

 

ちなみに雪割草は、日本に自生しています

学名はヘパチカ

葉っぱの形が肝臓に似ているらしいです …そ、そうかな…

海外にも自生地が存在しますが、日本でも野生の姿を見ることが出来ます

 

ただし、運良く野生の個体を見つけたからといって、持ち帰るのはちょっと待って下さい

野生の植物は、種類によっては絶滅が危ぶまれています

このため、野生の個体を持ち帰ると罪に問われる可能性があります

見つけても、そっと見守ってあげて下さいね

 

育ててみたい人は、園芸店に行ってみましょう

山野草を取り扱っているような大きめのお店や、ネット通販でお迎えすることが出来ます

 

植え替えは新芽の展開が終わってから

赤玉土鹿沼土を6:4でブレンドした土(この辺は栽培環境や土の乾き方によって比率が変わります)を使って育てています

古葉と花ガラがちいさいので摘み取るのが大変という以外、これといって手のかからない植物です

 

クリスマスローズのシーズンももうすぐ終わり

寂しい気持ちもありますが、思い切って出掛けてみれば、新しい植物との出会いがあるかもしれませんね

 

 

濃い紫のセミダブル